「チャピ男」という言葉があるらしい。

恋人への返信にChatGPTを使う男性のことらしい。

名前だけ聞くと、ちょっとかわいい。

でも中身を考えると、意外とむずかしい。

恋人から来た返信が、実はChatGPTに考えてもらった文章だったら。

嫌だろうか。

うーん。

私は、AIを使ったこと自体はそんなに嫌じゃないかもしれない。

「AIっぽい返信」にもやもやする人はいる

2026年8月、テキスト通話アプリを運営するJiffcyが、15〜29歳の女性183人を対象にコミュニケーションについて調査している

彼氏からの返信を見て「AIを使って返信している」と感じた経験について、

「よくある」が8.2%、
「時々ある」が7.1%。

合わせると約15%だった。

また、AIを使った返信だと感じたときの気持ちとしては、

「もやもやする」47.7%、
「悲しい」46.5%、

「冷める」32.3%

という結果も出ている。

もちろん、これは183人を対象にした調査だし、本当にAIを使っていたかを確認した数字ではない。

「AIっぽいと感じたことがある」

という話だ。

なので、これだけで「みんな恋人への返信にAIを使っている」とは言えない。

ただ、

恋人とのやり取りにAIが入ってくること自体は、もうそんなに珍しくないのかも。

とは思った。

私だったら、どうだろう

もし彼氏から来た文章が、

「これ絶対そのままChatGPTからコピペしたでしょ」

くらいAIっぽかったら。

たぶん、

うむー。

とは思う。

でも、

「返信にChatGPT使ったの?」

ということ自体が嫌なわけではない。

たとえば、

伝えたいことはある。

でも、なんて言えばいいかわからない。

そういうときに、

「こういうことを伝えたいんだけど、どう言えばいいかな」

とAIに相談する。

出てきた文章を見て、

ここは違うな、と直したり。

これは言いたい、と残したり。

最後に自分で選んで送る。

それなら、私は全然いいと思う。

「どう言うか」を相談するのと、「何を言うか」を丸投げするのは違う

たぶん私が引っかかるのはここなんだと思う。

AIに、

どう言えば伝わるか

を相談するのはいい。

でも、

自分は何を伝えたいのか

までAIに決めてもらうと、ちょっと違う。

「彼氏からこう来た。返事考えて」

だけ投げて、

出てきたものを読まずにそのまま送る。

もし本当にそんな感じだったら、

「で、あなたはどう思ったの?」

とは思う。

別に文章がうまくなくてもいい。

ちょっと言葉足らずでもいい。

私が知りたいのは、きれいな文章より、

その人が何を考えたかだから。

AIを使ったかどうかより、その人がいるかどうか

逆に言うと、

全部自分で書いていれば、それでいいのかというと。

たぶんそれも違う。

本人が手で打った文章でも、

何も考えず適当に返していたら、それはそれで嫌だと思う。

AIに相談していたとしても、

ちゃんと自分で考えて、

「自分が言いたいのはこれだ」

と選んで送ってくれたなら。

私はそっちの方がいい。

そう考えると、

AIを使った返信かどうかって、そんなに重要じゃないのかもしれない。

大事なのは、その返事の中に本人がいるかどうか。

たぶん私は、そこを見ている。

ちなみに、AIを使ったことは言わなくていい

「実はこの返信、ChatGPTに相談して書いたんだ」

これは。

別に言わなくていい。

というか、言わないでほしい。笑

ちゃんと本人が考えて、

言いたいことを言葉にするためにAIを使ったなら、

裏側は知らなくていい。

「この文章はAIを何%使用しています」

みたいな表示もいらない。

そこまで透明じゃなくていい。

返信で欲しかったのは、文章そのものじゃなかったのかも

AIに恋愛相談をする人もいる。

LINEの文章を整えてもらう人もいる。

たぶん、これからもっと普通になる。

そうなったとき、

「AIを使ったから偽物」

と全部まとめてしまうのは、ちょっと違う気がする。

かといって、

「伝われば誰が考えても同じ」

でもない。

私は恋人から返信が来たとき、

完璧な文章が欲しいわけじゃない。

その人が私の言葉を読んで、

ちょっと考えて、

自分なりに返してくれた。

その感じが欲しいんだと思う。

AIは、その途中にいてもいい。

でも、

本人までいなくならないでほしい。

AIを使った返信が嫌なんじゃなくて、

その返事の中に、その人がいないのが嫌なのかもしれない。

そんなことを、

「チャピ男」という妙にかわいい言葉を見ながら考えた。