2026年9月4日、Cygamesは小・中規模開発に特化した新ゲームブランド「CygamesEdge」の設立を発表した。第1弾『崩落の国』は、PS5 / Nintendo Switch 2 / Steam向けに2026年11月5日発売予定。価格は記事執筆時点では未定だ。
Steam公式ストアには「メインストーリーは約3時間で完結」とある。短い時間に世界観や探索、アクションを凝縮し、クリア後には高難易度マップやタイムアタックも用意されるという。
この「約3時間」という数字を見て、最初は短いと思った。
3時間で終わるゲームは、短すぎるんだろうか。
「3時間で終わるゲーム」と聞くと、
ちょっと短い気がする。
せっかく買うなら、もう少し長く遊べた方がいい。
なんとなく、そう思う。
ゲームは長く遊べるほどお得。
ボリュームが多いほど満足。
そんな感覚もある。
でも最近、自分がよく遊んでいるゲームを考えると、
少し違うことに気づいた。
PUBG。
Dead by Daylight。
どちらも、1回のプレイはそんなに長くない。
1試合だけやる。
30分だけ遊ぶ。
ちょっと時間があるから起動する。
それができる。
そして今の自分には、
そのくらいのゲームの方が、ずっと始めやすい。
長いゲームは、やりたくないわけじゃない
長編ゲームが嫌いなわけではない。
むしろ、やりたいゲームはある。
FFもそのひとつだ。
でも、
「今日はFFやろうかな」
と思ったあと、
少し考える。
始めたらちゃんと遊びたい。
ストーリーも進めたい。
中途半端なところでやめたくない。
できれば、まとまった時間がある日にやりたい。
そして、
「まあ、今日はいいか」
になる。
やりたくないわけじゃない。
長いと分かっているだけで、
少し気が重くなる。
「100時間遊べる」が、うれしいとは限らない
ゲームの紹介で、
「クリアまで100時間」
みたいな数字を見ることがある。
昔なら、
「そんなに遊べるの、すごい」
と思っていた気がする。
今でも、
同じ価格なら長く遊べる方がお得に見える。
でも、
100時間遊べることと、
100時間遊びたいことは、
同じではない。
むしろ、
「100時間かかるのか」
と思った瞬間に、
始める前から少し遠く感じることがある。
ゲームを始める前に、
クリアまでの時間まで背負っている。
それって、
ちょっと変だ。
短いゲームは、始めやすい
PUBGやDead by Daylightは、
クリアを目指して遊んでいるわけではない。
1試合で区切れる。
今日はここまで、
が決めやすい。
それがかなり楽だ。
30分しかない。
でも1試合できる。
1時間ある。
じゃあ何試合かやろう。
時間の長さに合わせて遊び方を変えられる。
長編ゲームみたいに、
「今日はちゃんと遊べる時間があるかな」
と構えなくていい。
たぶん今の自分にとって、
ゲームの価値は、
何時間遊べるかより、何分あれば始められるか
にも左右されている。
長く遊べることは、お得。でも重い。
もちろん、
長いゲームが悪いわけではない。
世界に長く浸れる。
キャラクターを好きになれる。
ストーリーが積み重なる。
少しずつ強くなる。
長いからこそできる体験もある。
ただ、
その「長さ」は、
遊び始める前には別の顔をする。
ボリュームが多い。
お得。
長く楽しめる。
そう思う一方で、
最後まで遊ぶために、たくさん時間を使うゲーム
にも見える。
長く遊べることは、
お得でもある。
でも、
始める前には重さにもなる。
じゃあ、3時間で終わるゲームならどうだろう
もし、
3時間で最後まで遊べるゲームがあったら。
自分は全然アリだと思う。
3時間でも、
ちゃんと面白い。
ちゃんと濃い。
遊び終わったあと、
「よかったな」
と思える。
それなら、
短いこと自体はそんなに問題じゃない。
むしろ、
「3時間あれば最後まで行ける」
と分かっているから、
始めやすいかもしれない。
今日やろう。
今週末やろう。
が決めやすい。
終わりが見えていることは、
安心でもある。
でも、価格は気になる
なお『崩落の国』の価格は記事執筆時点(2026年9月6日)では未定で、ここからは特定作品ではなく、自分なら3時間のゲームにいくら払えるかという話になる。
とはいえ、
3時間で終わるなら何でもいい、
というわけでもない。
やっぱり値段は気になる。
自分の感覚なら、
3時間のゲームで4,000円くらいまでなら、
内容次第で全然アリだと思う。
でも、
5,000円を超えてくると、
「3時間でこれはちょっと高いな」
という感覚が出てくる。
もちろん、
ゲームの価値を単純に
価格 ÷ プレイ時間
で決めたいわけではない。
3時間でも、
強く記憶に残るゲームはある。
100時間遊んでも、
途中でなんとなくやめてしまうゲームもある。
だから、
「1時間あたり何円なら得」
みたいな話だけでもない。
ただ、
短いゲームほど、
その短い時間にどれだけ満足できるか
と、
その体験にいくら払うのか
のバランスは大きくなる気がする。
「最後まで遊べる」も、ひとつの価値かもしれない
長編ゲームを買って、
いつかやろうと思っている。
でも、
起動しない。
始めても、
途中で止まる。
そして、
「ちゃんと時間があるときに続きやろう」
と思ったままになる。
そんなゲームが増えると、
長く遊べることが、
必ずしも自分にとって得ではなくなってくる。
逆に、
短くても最後まで遊べたゲームは、
ちゃんとひとつの体験として残る。
始めた。
遊んだ。
終わった。
満足した。
この気持ちよさも、
ゲームの価値なんだと思う。
3時間で終わるゲームは、短すぎるんだろうか。
たぶん、
短すぎるかどうかは、
時間だけでは決まらない。
3時間で、
ちゃんと満足できる。
始めやすい。
最後まで遊べる。
価格にも納得できる。
それなら、
自分にとっては十分アリだ。
逆に、
100時間遊べるゲームでも、
「長いな」
と思ってずっと始めなければ、
その100時間はまだ存在していないのと同じかもしれない。
ゲームは、
長ければ得。
短ければ損。
そんなに単純ではなさそうだ。
最近の自分は、
長く遊べるゲームより、
今日、ちゃんと始められるゲーム
の方を選ぶことが増えた。
3時間で終わるゲーム。
昔なら短いと思ったかもしれない。
でも今は、
3時間でちゃんと終われる。
そのこと自体が、
ちょっと魅力的に見える。
