AIを使って仕事をしていると、妙な空き時間ができる。

文章を書いてもらう。
コードを直してもらう。

画像を作ってもらう。

生成AIにお願いした瞬間に完成するわけではないので、当然、少し待つ。

数十秒だったり、数分だったり。

でも、生成が終わるまでその画面だけを見ている必要はない。

「これを直して」とお願いしたら、その間に別のチャットを開く。

そっちが生成中になったら、また別のものを進める。

気づけば、ChatGPTの中だけでもいくつもの仕事が同時に動いている。

これって、AI時代のマルチタスクなのかもしれない。

生成AIの待ち時間に、別の仕事を始める

AIを使うようになってから、仕事の進め方が少し変わった気がする。

自分で作業している間は、自分の手が止まれば、その仕事も止まる。

でもAIに渡した仕事は、自分が手を離しても進んでいく。

そこで生まれるのが、
「AIが作っている時間」

だ。

その瞬間、自分の手が空く。

だから、その空いたところへ別の作業を入れる。

すると一本だった仕事が、いつの間にか何本も並行して走り始める。

自分が急に何倍も速くなったわけではない。

自分以外のところで進んでいる仕事が増えた。

そう考えると、少し不思議だ。

マルチタスクというより、仕事の交通整理

ただ、これを本当にマルチタスクと呼ぶのかは少し迷う。

私は同時に二つの文章を書いているわけではない。

一つをAIへ渡して、その間に別のものへ移動している。

だから必要なのは、「同時に何でもできる能力」というより、

いま何をAIに任せていて、
どこまで進んでいて、

次に自分が何を判断するのか。

それを行ったり来たりする力なのかもしれない。

仕事をするというより、仕事の交通整理をしている感じに近い。

「あっちが生成中だから、こっちを進めよう」

「これは返ってきたから、一度確認しよう」

「確認したら、またAIに戻そう」

AIを使えば使うほど、自分が手を動かすだけではない時間が増えていく。

AIで効率化したはずなのに、忙しくなる

そして、ちょっとおかしいのがここだったりする。

AIに任せることで、自分の手が空く時間ができた。

普通なら、その時間は余白になるはずだ。

なのに私は、その余白に別の仕事を入れている。

ひとつを待ちながら、もうひとつを進める。
そっちも待ち時間になったら、また別のものを開く。

AIが仕事を減らしてくれているはずなのに、気づけば同時に動いている仕事は増えている。

便利になった結果、忙しくなる。

なんとも人間らしい。

AI時代に必要なのは、マルチタスクなのかもしれない

これからAIを使って仕事をする人に、マルチタスク能力が必要になる。

……とまで言い切るつもりはない。

少なくとも私の場合は、AIを使うほど、一つの仕事だけを最初から最後までやることが減ってきた。

仕事を渡して、別のものへ移って、戻ってきて、確認して、また渡す。

だから最近、AIを使うのが上手いということの中には、複数の仕事をうまく行き来することも含まれているのかもしれないな、と思う。

まあ。

本当はAIが働いてくれている間くらい、人間はコーヒーでも飲んで休めばいいんだけど。

私は今日も、生成中の画面を横目に、別のチャットを開いている。